2022-01-01から1年間の記事一覧

惨めな賛美

自分が思う正しさを自身だけはどうにか持っていたい。それが目的から手段に挿げ替わっていたのは果たしていつだったのだろうか。気付いた時にはとうにそうであった、そうして数年を重ねていたのだろうという感覚だけがあった。あまりにも性格が悪い。きっと…

葬式の予行演習

執着を手放せないままでいる。縋ることが意味を成さないと知りながら、大事に抱えていかないと破綻してしまいそうだった。実のところもうとっくに破綻しているのかしら。良くなったと思ったメンタルは別にそうでもなかったらしく、ぐちゃぐちゃになった情緒…

外付けの海馬

途中で書くのをやめてしまったものを載せます。そのうち下げたり上げたりシャトルランするなどしてエントリーにしたいです。当たり前に重複はあるとします。 3/3 今日はもしかしたら消化できるかもと思って、フリースの袖をちょっとだけ食べた。わたしの嘘み…

わたしは摂食障害にならない

満たされないわたしが擬似的に求めたのは食事だった。寂しいの隙間に意味の無い食物を詰め込んで、そうしてなんとなく形を保っているつもりであった。他者のそれと比較して強いと思しき欲求を同じ形だと思いこませる為に、何も持たない身にとっては咀嚼と嚥…

うつくしい歪んだ棺

君の被害者面に傷をつけたいと思いながら生きている。それは数年前もそうで数日前もそうだった。対象を変えて、事由を変えて、おかしな話なのだけどいつだって、わたしがそうであるように被害者の顔をしているから。君は、君たちは。 自分が感情依存型の人間…